おかげさまでgallery 201は2023年の11月に10周年を迎えることになりました。
10年の節目に今まで201で個展やグループ展を開催した作家達を中心に
総勢52名の作家による『赤』をテーマにした作品の展示を開催いたします。
おめでたい赤
情熱の赤
神聖な赤
幸福の赤
様々な赤を様々な作家が描きます。
会場ではクリスマスのアドベントイベントとして作家の手作りオーナメントも販売いたします。
是非ご高覧ください。
繫田穂波
水棲生物画家。命の循環をテーマに水棲生物を用いて生命の強かさや儚さを描く。絵具の層を彫って描く流線は「その生命から感じ取る息吹」を表現している。ペン画を製作してく中で描くことでゴミを出し続けていることに違和感を感じ、日本画の絵具に着目し、ミクストメディア作品に転向した。不要になったブイ(浮き)にアートを施すことで、新しい命を吹き込み生まれ変わらせるアップサイクルアートにも精力を注いでいる。
熊谷あずさ
植物写真作家。
野山を歩いて自然光下で植物の機能美を撮り、その実在性と本質を追う。自然科学の視点に基づく植物写真作品を、展覧会や執筆活動で発表している。
Cayshe
コラージュアーティスト。2014年にgallery201のグループ展に初参加。当時、大阪を拠点に活動しており、オリジナルキャラクターの「リルキャリコ」が生まれた時期で、グループ展にはその作品で参加。その後、201にて初個展を開催したり、会期中にリルキャリコの絵本で特別賞を受賞したりと、ご縁のある「リルキャリコ」で10周年作品を創作。
フルフォード素馨
日常の視覚的経験を絵画に変換することで得られる、素朴な喜びを主なモチベーションに制作を行なっている。最近考えているのは「理解するということ」と「イメージの生成プロセス」
村田大
旅人 • 写真家
近年は南米大陸とアフリカ大陸の2大陸にこだわり目標にし、旅をしてきた。
宗教や文化の違う国々。そして世界の広さを感じられる大陸の大自然をテーマに写真を撮影している。
Noriko
ボールペンで描く点描をメインにアクリル彫刻や切り絵、絵具、鉛筆等その時に必要と思う画材や技法を駆使し制作しております。点描の「点」は、時に遺伝子や細胞の様に生命を創り上げる物の様に感じ、自分が残したいと思う光景や感情を描く時は刺青の様に「点」を刻んでいる様に感じる事もあります。残しておきたいと思うその時々の光景や感情等を自分なりに解釈し、時に学び、自分にしか出来ない形を追求し制作しております。
konohana
紙造花作家
様々な形で人の暮らしと文化に貢献してきた和紙に、
アートやインテリアとして新たな価値を。
「和紙 でつくる、生活に 空間に 人に そっと寄り添える植物を」
をコンセプトに暮らしを彩る、愛らしくも凛とした佇まいの植物を制作しています。
八木亮太郎
画家、イラストレーター
1985年生まれ。
大きめな壁画を描いたり、チラシのイラストを描いている。
サバと相撲好き。ラム肉とニラも好き。
作品制作と並行してサバTシャツなどをつくってイベントで出店している。
滝本優美
1992年東京都生まれ。「絵の具を描く」アーティスト。クリームを塗る行為のように絵の具をのせていく。キャンバスの枠を超え、はみ出し、決められたキワを無くしていく。建築物やコンクリートのパッチワークのように、まるでそれだけで自立をしているように建つ。かたちや色から想起され、何かに見えるがただそこには絵の具という物質が存在している。
コシェルドゥ
2009年東京から岩手県に移転し、漆塗や張子の技術を利用したバッグやアクセサリーの商品開発に取り組み、張子習得中にはじめた起き上がり人形が好評を得て、現在は岩手県紫波郡紫波町で「成島和紙」や「小久慈」の土粘土を材料に、起き上がり人形の製作をしている。
ゆうき慧真
一枚の紙から切り出す一本の生きた線を大切に自分の内なる想いを切り絵に乗せて表現している。
中間の無いモノクロームの世界だからこそ伝わる感覚と圧力の 理想の形を追って研鑽している。
Ochiro
1991年モンゴルで生まれ、北海道で育つ。
現在は、東京を中心に幼い頃に日本へ来日したときの、日本語を喋られなかった経験から生まれた、顔には見えない心の奥の感情をテーマに真っ赤な命の炎に載せて描いてる。
宮内裕賀
イカ画家。鹿児島県生まれ在住。近所のおじさんが釣ってきたイカの美しさと美味しさに魅了され、以来ひたすらイカの絵を描き続けている。イカに生かされている。
Augustus Browning II
写真、フォトスクリーンプリント、ミックスメディアなど様々な形で自然や宇宙の働きを表現。80年代にアフリカのナイジェリアで撮影した作品はニューヨークのスミソニアン博物館へ永久寄贈されており、世界的な写真家アンセル・アダムスもその才能を高く評価している。また、70年代のフリージャズを代表する音楽家SunRaに師事し、ヨーロッパツアーにも参加。現在もコズミックサウンドクリエイターとして活動している。
志摩英和
1985年千葉県船橋市生まれ。
和光大学表現学部芸術学科で彫刻を学ぶ。
木と鉄と膜の造形屋として活動。そこにある素材で突然始まるlive reborn。
廃墟の片付けからリノベーション、家具制作、空間コーディネートを生業としている。
生駒梨奈
かえるをモチーフにしたカラフルでちょっとリアルな版画作品を作っている。
かえるに1匹1匹個体差があるように、あえてインクの混ざり方やむらが異なるよう意識し、かえる愛を込めてひとつひとつ刷っている。同じものを沢山印刷出来ることが版画の利点だが「版画の技法を使った一点の作品」をテーマに作品を制作している。
千葉尋
千葉の探求は、彼女が「記憶の植物」と表現する、ある仮想に結実しつつある。「遺伝子に刻まれた記憶」として捉える"déjà-vu"を葉に投影するうちに、それがつながる大元の植物を仮想するようになった。そしてそれは、そのまま人の記憶の形式のようだという。葉から柄、花の繋がりがシナプスとニューロンの関係性を思わせるように、生命の記憶の比喩表現としての植物を創作している。
SIVELIA
豊永和明
1973年生まれ 熊本県出身。
20年前に独学で写真撮影を始め各地に拠点を移しながら自然と人工物と人間の繊細な関係を探求している。今回の様な抽象的な表現に取り組む際には、共感覚から生まれる色彩や音・造形を写真という視覚的な形に置き換え、新たな視点や心響を創り出すことを試みている。
弓指貴弘
日常に於いてペルソナを上手く使い分ける程に見失ってしまう「本当の自分の存在意義」をコンセプトに制作している。本作では、オリジナルのキャラクターのMeow Demonを描いている。
Olivier Enoutor-K
フランスと西アフリカ(トーゴ)の血を引くアーティストで、東京を拠点に活動している。彼の写真は、彼の文化的背景と現在の環境とのコントラストからインスピレーションを得ている。また「Mise en scène」を通して日常生活の瞬間の再解釈を提案している。「同じ場所や動きでも、角度や人、瞬間によって全く違うものに見える。その投影に没頭できるかどうかが、作家の密かな試みである」。
深釉(mju)
生物の計算され尽くした無作為…
そこに触れた瞬間の感情を
偶然性を用いて表現する。
Noriyuki.
1986年鹿児島県生まれ。
アクリル絵の具とペンを用いて、フリーハンドで描画を行う。どっとちゃんの集合で表現したCELLシリーズは、目には見えない細胞の働きを描いている。
生きてる事に喜びを感じ、感謝を忘れない為に。
長嶋祐成
カタクチイワシは世界に9つの近縁種が存在し、そのいずれもが当地の水産上重要な役割を担っている。私は地球の反対側の或る家族の暮らしを知らないが、もし彼らがカタクチイワシを食べているのだとしたら、あのなめらかで滋味に富んだ舌触りを確かに共有しているはずである。私にとって魚を描くことは、単に目の前の美しさを捉えるのみならず、そうして本来理解しえぬ他者〈せかい〉にわずかなりとも思いを及ぼすことである。
片野智浩
写真を撮るときに人の魅力的な部分を撮りたいという気持ちよりも、自分のエゴをいかに映し出せるかを意識して被写体と向き合っている。
鏡に映った自分自身と向き合うように同年代の同性を撮り続けている。
NaNaHa
自身が撮影した写真のプリントを素材にし、切り抜き、組み合わせ、新たな景色を作り出している。実在するものたちの姿を通して、 鑑賞者がイメージを膨らませ、思いを巡らせ、現実を超える想像ができるような作品を生み出していきたい。目線、切り取り、表現方法を日々模索しながら制作している。
HARUNA SHIKATA
Overwrite(情報と感情の上書き)をコンセプトとし、
Nelson Hor
1998年マレーシア生まれ。2022年多摩美術大学日本画専攻卒業。メンタルヘルスやLGBTQに対する差別など現代の社会問題をテーマにした絵画、刺繍、インスタレーションなどの作品を制作している。
Luwei Shan
「五感の記憶」をテーマに「テキスタイル 」「自分」「社会」これら3つのキーワードを軸に作品を制作している。錆び染めと伝統的な織り技法を融合させた布を主体に、町の残像のような誰にでも共感を呼び起こすモチーフを写し、偶然により表出した染料の模様を重ねていく。作品を通じて、個々の記憶を呼び覚まし、当時の場所や思い出、その場所の匂いに至るまで、喚起することができる作品を目指す。
Lenia
長崎在住.。
天然石の表情を生かし、植物モチーフでオリジナルジュエリーを制作しているジュエリー作家。
表面だけではなく、裏側にも細やかな細工を施し唯一無二の世界観を表現するのが得意としている。
Marcellus Nealy
詩人、ミュージシャン、学者であり写真家。 日本ではDREAMS COME TRUEとのステージパフォーマンスで知られる。 写真に興味を持ち始めたのは11歳の頃、青少年向けのキャリア・キャンプに参加したのがきっかけだった。 初めてカメラに触れた瞬間から、写真に夢中になった。 さまざまな被写体を撮影するのが好きだが、彼が最も心を動かされるのは、人がありのままの姿でいる瞬間を撮影することである。
川口絵里衣
アパレルファッションデザイナーを経て、ペン画家として活動開始。
繊細な人物画を描くと共に近年はストリートカルチャー要素を含むスカルや 安全ピン等のモチーフ作品を制作している。
あおきさとこ
感情・音・匂いなどの「目には見えないもの」をテーマにしている。
“ 具象と抽象の間 ”を行き来するような線画は、脳内で溢れてくる“騒音”を元に表現しており、見る度に発見があって飽きさせない。
前向きになれるような、物語性を感じられる作品をつくっている。
AKI山(AKIY)
1981年埼玉生まれ。
2011年、環境ビジネスにて起業。社長業に専心する。同時期に作品の創作を開始。
2021年に自身のメッセージを伝えるためのテーマである"ヒビ"の着想を得る。
コロナ禍の中、世界中の人々に"新たな可能性を掴んで欲しい"と想い、各種SNSにて作品の発信を始める。
NAGMO
可愛いが似合う女の子に対する憧れる気持ちや嫉妬心。アンビバレントな感情を抱き、いつまでも大人になりきれない私。
そんな自分自身の心情をミラーリングした同志の女の子を描くことで、そばに居てくれる精神的支柱を自ら生み出している。
月乃カエル
中間管理職だった46歳の時に、高校の授業以来本格的に絵を描き始めました。
その後、子供の頃の記憶をたどるように作品を作り続け、56歳になる頃に退職して専業作家になり、今年で還暦になります。
遅咲きの作家と呼ばれることを目指してますが、まだ蕾です。
與那嶺しのぶ
沖縄県出身 シーサー、龍、鳳凰など様々な神獣達の世界を『大切な人(もの)を護りたい』という祈りを込めて描いています。
MARINO.
1989年愛知県生まれ。
画家の父の元に生まれ、幼少期より絵を習う。2020年 半立体的なアートに魅了され、テクスチャーアートを始める。"無意識に心を動かされるもの"に着目し、造園業の家系に生まれたことから自然物から得たインスピレーションをもとに半立体的な作品を制作。
自身の記憶を昇華し曖昧な世界観で表現をする。
かなる
かなるは、山本佳奈枝(版画)と樋口薫(布と糸)のふたり組。ふたりの手がかかったものが、かなる作品になります。アイデアのまんなかは、言葉あそびやいたずらです。
ひとりじゃできないことをおもしろがーる、が、かなる です。
不二
1975年 奈良県生まれ。
石川県立輪島漆芸技術研修所で5年間、人間国宝の指導のもと漆の基礎を学ぶ。
家業である仕事に集中するため作家活動を休止するが、職人として十数年間の技術研鑽を経て、やはり作品をつくりたいという気持ちは抑えきれず、表現方法を漆にかえ再び自らの作品制作をはじめる。
Nozography
銀行を退職し2012年カナダへ渡航。7年のカナダ生活では絵を描いて路上で販売したり、フォト・ビデオグラファー、モデルと幅広くプロとして活動。挑戦し続けて身につけたこと、それは「倒れても立ち上がる力」。 心が折れそうな時にも自分を奮い立たせられるようなメッセージが全ての作品にこもっている。自らが撮影しPhotographyがモチーフのモデルになっていることから名前はNozography。
nAo OKAMOTO
1981年兵庫県生まれ。 学生時代には映像制作を専攻。 2004年NYに単身渡米。現地で触れたアートに感銘を受け自身でアート・デザインを学ぶ。その中で独自の技法"Bubble Art"を確立。 2011年帰国。 作品の最大の特徴である”Bubble Art”は立体感があり、光により表情が一変する。表面張力、自然の力で描く円は筆やスタンプで描いたものとは違う美しさを持つ。
ありー
油画、写真、インスタレーションなど幅広く作品をつくる。見る人を包みこむような大型の作品が多い。人を守るような作品を作っている。 現在は光や他者などをテーマに制作をしている。
ありー(@yy65811) • Instagram写真と動画
小林ちほ
北海道在住。
普段切り絵で使用しているタントという紙のカラーバリエーションは200色。今回の作品では200色の中から42色を使用。
モチーフに立体感を持たせるため、デザインナイフで大小様々に丸く切り抜いたタントを何層にも重ねて制作している。
モサモサさん
日常のふとした瞬間の「人が暮らしている感」を大切に粘土で、擬人化した動物の立体作品を制作している。各々が各々の生活の主人公で、目の前の暮らしに集中して一生懸命生きている姿はとても愛しく感じる。その姿をこれからも観測していきたい。
モサモサさん(@mosa2san) • Instagram写真と動画